テーマ例6

地域を取り巻く店舗と企業の実態、地域密着性と今後の方向性

対象:大学周辺にある商店、ディスカウントショップ、コンビニエンスストア等の店舗の中から選定するものとする。選定した店舗、およびその店舗をもつ企業を対象とする。

課題: 大学周辺の店舗、および出店している企業に関して、下記の点について詳細に調べ、地域性による店舗戦略の違い、地域との係わり合い、企業の出店計画の意図、店舗の現状と今後の展望などの観点から、何らかのインテリジェンスを加えた形で調査結果をまとめ、現状と今後の展望について考察しなさい。

  1. 店舗情報 → 場所、店舗規模、商品の陳列状況、来客数、取り扱い商品、店舗で工夫している点、店舗のビジョンや地域ミッション等
  2. 周辺情報 → 店舗の周辺環境(潜在需要、道路規模、住宅数、河川の有無等)、周辺住民・オフィス等の評判、競合する同業店舗の有無、地理情報
  3. 企業情報 → 企業のビジョンとミッション、企業戦略、経営指標(規模、売上、利益等)
  4. 競合他社情報 → 各企業のビジョンとミッション、企業戦略、経営指標・店舗数等の比較
  5. 業界情報 → 技術革新等の情報

進め方:

  1. フィールド調査として調査に行ける範囲を考慮して、大学周辺の商店、ディスカウントショップ、コンビニエンスストア等の店舗候補をリストアップする。具体例としては、例えば AOKI、亀屋万年堂、横浜家、スリーエフ等のコンビニエンス、駅前のスーパーなど。
  2. それらを総合的に検討し、各候補について、オンライン調査、フィールド調査、ライブラリ調査、放送メディア調査によって、対象のどのような部分を調査できるかを予想する。 例↓↓↓
    店舗情報、周辺情報 → フィールド調査、オンライン調査
    企業情報、業界情報 → オンライン調査、ライブラリ調査、放送メディア調査

    企業の何を調べたらよいか?を議論するための資料、参考図書の検索 →

    ライブラリ調査
  3. 各グループの興味、および各調査の現実性を考慮して、対象をいくつか選定し、優先順位をつける。
  4. フィールド調査、特にインタビュー調査、店舗の視察調査(撮影の可否)が可能かどうかにより、その後の進行に影響をきたすので、優先順位に従って順次フィールド調査の「調査依頼状」により、先方に調査の可否を確認する(フィールド調査責任者の指示により、グループ全体で分担して打診)。
  5. フィールド調査が可能であれば、これをテーマとして採用する。