つぶやき     後 藤 の つ ぶ や き ・・・ 2006  つぶやき  

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2005年度版 2004年度版

[2006.12.12] 公立図書館でモラル低下に頭を悩ませているというニュース… 図書館の本が傷だらけにされ、「切り抜き」や「線引き」横行していることに図書館が頭を悩ませているのだとか。

図書館は公共の資産でしょう…
その図書を破るとか、書き込みをするっていうのは常識的に考えて論外!!のような気がするのですが、、、

「最近では1日2、3件のペースで切り取りや書き込みが見つかる」

ウソでしょ??? っと言いたくなる。

中には、閲覧室で堂々と雑誌を切り取り、職員から注意されると「どうしていけないの」と反論する人もいる、とのこと。

信じられないんですが……(汗)

こういうのって今では普通の感覚なんですか???
公共の物品を自分の都合で扱う、、、っていうのは…

ひとのモラル低下はここまできたか…っという感じがしませんか?

わたしがおかしいのかなぁ。。。
皆さん、どう思います??? (-_-;


[2006.11.14] ずいぶんとお久しぶりになってしまいました…(汗)

今日〜 実はmixiで、うちの4年生の長老君が素晴らしい日記を書いてくれたので…久々に感激して転記します。

「色々と自分内では工夫しているはずなのに中々上手くいかない、、、。昨日も失敗、、、。

やはり周りの話を聞いたり見ていると焦るわけですよ。先生、先輩、大学やら地元の友達とか後輩。みんな凄い人ばっかりでその中に俺はいるのだなあ、と。

なんつーか、普通の人が3歩進んで2歩下がるところを、50歩進んで49歩下がったり、100歩進んで99歩下がったりしてる人達が周りにたくさんいるわけですから。

『3歩進んで2歩下がる』と『100歩進んで99歩下がる』。どちらも同じく1歩分しか進んでないですけど、その1歩分の中身はかなり違う。

100歩進んで99歩下がることを繰り返している人って、実際の所1歩分進む為に199(100+99)歩も歩いてるわけでしょ??
3歩進んで2歩下がるのも確かに1歩前進はしますけど、その経験値は40倍も違ってるんですよ。

しかも100歩進む人ってのは99歩分戻る苦しみも同時に味わってるわけですから、精神的にもタフにならなければいけませんな。

で、そう考えてみると『1歩1歩確実に』というのは、失敗なく進んで行けるかもしれないけれども、経験値的にはかなり損してるのではないかと考えたのですよ。
まあ今までの僕はまさにこんな感じだったのではないかな、と。失敗しないに越したことはないぞ、と(まあ失敗しかしてませんけど)。

だから少し考え方を変えてみようと思いますよ。

これからは3歩進んで2歩下がる人間になるぞと、、、 」

『3歩進んで2歩下がる』 『100歩進んで99歩下がる』。 どちらも同じく1歩分しか進んでないですけど、その1歩分の中身はかなり違う。

すごく奥が深い言葉だと思いませんか。


[2006.8.15] 今日は、終戦記念日です。ちまたでは、小泉首相の靖国参拝問題が大きく取り上げられていますが… 戦争という過ちを二度と起こさないよう、歴史を真摯に受け止めると共に、不幸にして時代の犠牲者として亡くなった方々のご冥福を祈りたいと思います。

さて、その靖国神社参拝問題... ほぼ大方の予想通り、小泉首相が参拝したことを受け、中国、韓国からの早速の抗議が報じられました。小泉首相は、「わたしはA級戦犯のために行っているのではない」、「戦没者全体に哀悼の念を表すため参拝している」とのコメント。

この小泉首相の参拝に賛成の声、反対の声が数多く聞かれ、日本国中でその賛否が議論された日だったのではないでしょうか。

いったい戦争って誰が悪かったんだろう??? そんなことまで、色々と考えさせられる一日でした。


[2006.8.14] 今日の読書…

竹内薫著:「99.9%は仮説−思い込みで判断しないための考え方−」,光文社新書、を読みました。

字も大きいし、さくっと読めるので、これも学生さんにお薦めの一つですかね〜♪ 正直、わたし自身にとって“眼から鱗が落ちる…”といった内容はなかったのですが、色々と出している事例が結構面白いですよ♪

例えば… 冒頭の「飛行機がなぜ飛ぶのか??? 実はよくわかっていない」というプロローグのお話。 分かり易い説明として流布されている飛行原理は完全なウソである、というはなし。

ガリレオ・ガリレイの「それでも地球は動く」という台詞は、きっと有名なので知っていると思いますが、、、 当時の学者達が、ガリレオの偉業を評価できなかった理由。


1608年にオランダで望遠鏡が発明されます。 ガリレオは噂を聞きつけ、自作で望遠鏡を作り天体観測に成功します。
ガリレオは、24人もの大学教授を集め、自作の望遠鏡を披露したそうです。

「皆、俺様の発見にびっくり仰天するに違いないぞ!!」 っと内心ワクワクしながら… ( ここまでホントがどうかはわかりません 笑)

まず、ガリレオが彼らに望遠鏡で、地上の山や森、建物などの遥か遠くのものを見てもらいます。 教授たちは「これはすごい!」っと驚き、ガリレオを賞賛しました。

次に、ガリレオは教授達に、その望遠鏡で天体を見せたのです。 それまではぼんやりとした光の点だった夜空の星が拡大され、月のクレーターまでがはっきり見えたのです。

さて、、、 教授たちはどう反応したでしょうか???

 「こんなのデタラメだ!!!」

と、、、こうして、、、 山や建物といった地上のものは拡大して見えるけれど、夜空を見上げるとウソの世界を映し出す望遠鏡が誕生したというわけです。

どうしてか??? 続きは本でどうぞ? (^-^)

飛行機の飛行原理やガリレオの話は最初の方で出てくるのですが、個人的に共感できるのは、、、


科学が極めて哲学的な側面を持っていること。

科学は実はもの凄く人間的な側面を持っていること。

世の中は実は分からない事ばかり。

最後の、
 わたしの頭のなかは仮説だらけ
 あなたの頭のなかも仮説だらけ

これを理解しているかどうかって結構大きいと思うんですね。


[2006.6.21] 山口県光市で99年に起きた、母子殺害事件。 当時18歳だった被告人の上告審で、最高裁は高裁の無期懲役判決を破棄し、審理を高裁に差し戻しました。これによって、死刑判決が下る可能性が出てきたわけです。

この事件は、犯人が事件当時18歳と30日であった点をどう見るか、という点でも論争のある事件でした(少年法によって18歳未満であれば死刑は禁止)。しかし、何よりも、遺族が強く極刑を求めてメディアにも登場し、これに対して被告や被告の父親の言葉が報道されるにつれ、国民世論を巻き込んだ論争になってきました。

拘置所で知り合った男性への手紙に「ありゃーちょーしづいてる」とひどい言葉を書いていたりと、全く反省の様子が伺えない。被告の父親も出てきて、「(遺族は)息子を殺すことしか考えていない」といったコメント。。。これは遺族にとってはさぞかし辛い7年間であったことは間違いありません…

いわゆる死刑の賛否に関する論議も出てきていますが…

「自分のしたことは死んでも償えることではないし、謝罪しても許されることではない」と語る被告に対し、「命を取られる恐怖と向き合って反省し、人の心を取り戻してほしい」と述べる遺族… 心情的には多くの方々がご遺族の心情に極めて同情的であり、この最高裁での差し戻しは世論に支持されているようです。日本は、実は国民の多くが “死刑支持” であることを理由に、死刑を実施し続けている国で、すでに死刑禁止となっているEUなどとは対照的です。でも、こんな事件が報道されれば、、、極刑致し方なし!! っと思っても仕方ないのではないでしょうか。


[2006.6.16] 最近、本当に危惧しているのですが…

プログラミングの授業等をしてて、4月がずっと口を酸っぱくして「ノートを書こう」、「手で書いて理解しよう」と言っているのに、、、何度言ってもノートを作ってくれない。何故なんだろう。。。

プログラミングは確かにコンピュータ相手の言語であって、、、最終的には、PCでソースファイルを書くわけなのですが、いきなりPCに向ってプログラムがさくさく書けるのは、そのレベルのスキルがある人のこと。

PCに向ってて「難しい」、「間違いが発見できない」っと感じる初心者は、まずはその根本にあるプログラムのアルゴリズムやその動きといったこと、紙に書いて理解すべきなのです。紙に書いて理解することにしばらく努めれば、そのうち頭の中にそういった挙動が思い描けるようになる。そういう挙動が頭の中に思い描けないひとが、いきなりPCの前に座ってプログラムを書き始める事ができるでしょうか??? 絶対にできません。

頭の中で出来ないのなら、紙に書こうよ。分からないことがあったら、紙に色々と書いて、どっかに糸口がないか探してみようよ。

ここ10年くらいで勉強の仕方ももの凄く変わったのかも知れません… 授業のノートも、教室にノートPCを持ち込んでPCをノート代わりにする学生もだいぶ増えてきました。“分からない”ということの定義も… 便利になった反面、余計な手間を惜しみ、面倒くさがる傾向が強くなったのではないでしょうか。

これはとてもまずい現象ですよ!本当にそう思います。


[2006.6.10] ついにサッカーのワールドカップが始まりました。初戦のドイツ対コスタリカの試合は、とても面白い試合でした。双方合わせて6本の得点シーン、どれをとっても素晴らしいものでした。

国の威信をかけた本当の真剣勝負!! 1つのスポーツで、これほどまでに世界を巻き込んで白熱するものは他にありませんね。

ところで、世界中の国々で、この競技を “サッカー”と呼ぶのは極めて少数派みたいですね。多くの国々ではフットボール。ただ、日本でフットボールと言うと、アメリカンフットボールを想像してしまいそうです。ちなみに、フットボール(サッカー)の誕生は1863年イギリスでのこと。その頃、各地でバラバラに行われていた競技のルールを統一する形でフットボール協会が誕生したのだそうです。

ちなみに、ルール統一の過程で、どうしても対立してしまう点があったらしい。ハッキングと呼ばれる “相手の足すねを蹴る行為” を認めるか否かという点で、賛成派と反対派の対立があったとか。いまのサッカーなら完全にファールですけれど(笑) 結局、賛成派が優勢になって、サッカーはボールへのチャージはあっても、相手へのチャージはしないものへと進化していったわけです。ちなみに、このルールに納得できないとフットボール協会を飛び出した人々が、別に作ったのがラグビー協会なんだって。だから、サッカーラグビーはルーツが一緒なんですね。


[2006.6.5] 村上ファンドで良く知られる村上世彰氏が逮捕されましたね。

村上氏については賛否両論があって、頭が切れるとか、純粋な商売人だと言うひともいれば、金儲けの亡者であると言うひともいる。実際どうなのかは、本人を知る人でなければ分からないけれど… ともかく村上ファンドは目立ち過ぎました。ライブドアの後ろで色々と操っていたのは村上ファンドってことで、一般人にも有名になり、その後さらに阪神電鉄に敵対的買収を仕掛けます。

堀江氏もそうですが、あれだけ目立つと… 村上氏が 「正当だ」と主張する株式取得の方法は、法の未整備部分であり、いわゆるスキを突いたもの。「儲ける為なら、違法な事以外、何をしても良いと思いますか???」っと質問を受けるシーンがありましたが、、、当然そういった村上氏に対するネガティブな感情は巻き起こってくるはずでした。プロの投資家なら、あれだけメディアに登場することを避け、目立たず密かに運用実績を上げていくべきだったのです。

でもそれが出来なかった。一つは、名声に目が眩んだこと。もう一つは、資金が溢れだしていて、目立つような案件に金をつぎ込むしかなかったこと。。。


[2006.6.4] 環境情報学部に楷の木会という名称の同窓会が誕生しました。横浜祭1日目に設立総会と記念パーティー&ホームカミングデーが開催されたのですが、本当にたくさんの方々が集まってくれました。総勢で180名。。。横浜祭期間中の開催とはいえ、思ったよりたくさんの来場者があって本当に良かったです。

ただ、こういう会は設立よりも、継続が大変だと思う。これからが大変。

ところで、この名前に使われている“楷の木”って一体なんだろう???っていう質問を何人からか受けました。

楷の木は学問の木と呼ばれています。もともとは、中国山東省曲阜に葬られた孔子のお墓の周りに、弟子たちが楷の木を多く植え、喪に服したと言われています。それがやがて孔林という広大な遺跡となり、科挙の合格祈願木となり、歴代の文人たちも学問の木として自宅に植えるようになったということです。

横浜キャンパスにも、新しい学問を創出するのだという意味も込めて、楷の木が植えられています。じつはこれらの楷の木は、孫子のお墓周辺の楷の木から分枝したものなんだそうですよ。学問的にとても縁起の良い木なのです。


[2006.5.22] サッカーのワールドカップ日本代表が選出され、現在代表合宿が行われていますね。で、その代表の練習試合があったとか。

でも、びっくりしたのがその相手

地元の湯本高校? えっ??? 日本の代表みたいなチームが、一高校のチームと試合しちゃって良いの???

野球で言えば、WBCの日本代表チーム(松坂とか、イチローとか、上原とかいるやつ)が、帝京高校あたりと試合するのと同じ??? え、違う???

野球では、日本代表が一高校チームと練習試合やるなんて… ありえないでしょうね。。。

ともあれ、練習にならないのでは…?っと余計な危惧をしてしまうのだけれど、サッカーはきっと野球とは全然違うスポーツなのでしょう、、、その日本代表、高校生相手に12−0で快勝したそうですが、これって凄いのか凄くないのか、、好調なのかどうか、全然分かりません(汗)

むしろ、相手になった湯本高校にとっては、素晴らしい良い経験になったのだろうな、、と思います☆


[2006.5.18] 下のつぶやきで疑問提示した統計の話題なのですが…

正解を言うと、もしある理想的な状況を考えられれば、全人口が1億人だろうが、10億人だろうが関係ありません。統計学でいう推測に必要なサンプル数は、もともとの母集団の大きさには依存しません。内閣の支持率程度であれば、支持する、しない、どちらでもない、の3択程度の質問項目ですから… この3つの確率を大よそ正確に推定できる程度の数だけ調べればOKっということになります。

ただ、その大よそ正確にという “大よそ” がどの程度なの??? っという疑問が生じますね。実は、正確に測定しようとすればするほど、調べなければいけないサンプル数は増えていきますが… この “程度まで正確に” という規準が予め決まっていれば、サンプルの数はこれくらいで十分だよ、という数字が決められます。

統計的にその誤差の程度は保障できます、ってこと。このサンプル数の議論は、母集団の大きさとは関係なく議論できます。でも、下のように話されると一瞬 「えっ?」っと感じるのが心情ですね。


[2006.5.15] 統計学の不思議。統計のゼミ中にちょっとお話したんですが…

よく世論調査などをする時に、調査人数3,000人…とかって書いてありますね。例えば、内閣支持率などのデータが新聞紙上に掲載されている時も、ちょっと注意して、何人のデータを取ったのか?をチェックしてみましょう。

いま、日本人の全人口を1億2,000万人とします。そのうちの4,000人にアンケートをとったら、2,400人が支持、1,600人が不支持だっとしましょう。内閣支持率は60.0%となりますね。

新聞紙上では、この数字があたかも全国民の支持率であるかのごとく、前回より上がったとか、下がったとかを論じていますね。でも、この4,000人から割り出した60%という値、、、信用できるのでしょうか???

いま調べた 4,000人は、全人口120,000,000人の3万分の1ですよ。 たった3万分の1。

残りの119,996,000人の人々の意見は調べていないわけです。

残りの119,996,000人という圧倒的大多数を追加で調べてみたら、60.0%なんている数字はいとも簡単に変わってしまうのではないでしょうか?そう思いませんか???(笑)


[2006.5.13] 5月13日号の週間ダイヤモンドの特集は「話す技術、書く技術」

社会に出たとき、このコミュニケーションスキルがいかに仕事の基本として重要であるのかを認識するでしょう。今の時代、インターネットが普及してきた弊害は、レポートの複製を容易にしてしまったことだと思います。

今の大学生は、ノートを取ったり、手書きで字を書く機会が極端に減ったのではないでしょうか。とくに大学のレポートは、ここ10年でワープロが主流となり、いわゆるコピー&ペーストで体裁だけは整えることが出来るようになりました。

ま、、、見る側からすれば、どこかのWebページからの写しはあっという間に発見できるのですけれど、、、以前は、参考書などを調べて写すにしても、手書きで写していたから、それなりに頭に入ってきていた。ワープロだとそれすらなくなってしまいますからね…

今の時代こそ、手書きの重要性が増している!!!っと思います。逆に言えば、手書きでノートを作ったり、文章を書いたりするひとは、自然と読み書き能力で他人よりも秀でていく可能性が高いということです。


[2006.5.3] 昨日の続き。従来のアナログ装置に比べて、デジタルは何が良いのでしょう??? 実は、情報の欠落や劣化に強いということがあります。多少のノイズが加わっても、おかまいなし! ちゃんと元の音へ復元したりすることを容易にやってのけます。

それが出来るのは、符号化の方法論を地道に研究してきた多くの研究者の成果によるものなのですが。

例えば、人間は 「あけまし×、おめ×とうございます!」と受け取って、×にはどんな文字が入っていたかと聞かれれば、すぐ答えを連想できます。実は、CDを読み込んでいるときも、キズなどで信号を読み込めなかったり、間違った記号に呼んでしまったりということが起こります。でも、へっちゃらです。そういった誤りを訂正できるからなのです。

でも、 「あけまして、おめでとうございます!」が連続して読み込めなかったら…

「×××××××××××ございます!」 みたいになったら、もはや前半は何がなんだか分かりません。推測すらできないですね。CDで円周方向に拭くということは、円周方向にキズをつける可能性を高めます。すなわち、信号は円周方向に並んでいるので、それらを連続してダメにしてしまうと音がうまく再生されなくなってしまうのですね。


[2006.5.2] CDの拭き方。ずっと以前にも書いたかも知れないのですが… コンパクトディスク(CD)の記録面をきれいにしたい時には、円周方向に円を描いて拭いちゃいけません(笑)。

昔のレコードの時には、明確に円状に溝があって、レコード針がこの溝をなぞってアナログ信号を読み、音を再生していました。ゴミなども、この溝に入り込むので、専用のクリーナーなどをシュッと吹きかけて、円周方向にふき取ったものです。

でも、CDは円の形に拭いちゃ〜いけません。音楽CDなどは、きっと表面は放射状に内側から外側に向って拭いて下さい、などと書いてあるはずです。

何故かって???

CDに刻み込まれたデジタル情報の符号化と複号化の方法に関係がある訳です。続きはまた…


[2006.4.28] うちの院生のミカケン君がmixi上で問題提起した件ですが…

マクドナルドが24時間営業に一部店舗でなるという話題。院生・学生達の意見を集約すると、この戦略はうまくいかないのではないか???っという感じですね。また、これに伴って一部商品で値上げをするようです。

さて、どうでしょう???

日本マクドナルドホールディングスのプレスリリースでは、、「バリューセットを含む一部既存メニューの価格改定」、「午後2時以降限定330円の新メニュー"スナックタイム"の開始」等の、包括的な新価格体系を導入ということで広報されています。"スナックタイム"の開始というのは新しい試みですが、全体的に旧価格と新価格の比較表を見ると、いわゆる値上げがメインのようです。

マックの価格戦略も一度は失敗しているだけに、今後は興味深いですね。


[2006.4.24] ネパール情勢… ネパールでのデモ隊と治安部隊の衝突がなかなか沈静化に向かいません…

メディアのニュースで流れる映像は、その激しさを物語っています… 昨日見た映像、、、
我々が泊まったホテルの近くだった(と思う)。 歩き回って買い物したタメル地区の商店街。

見慣れた路地。。 テレビの映像で見るその場所は、たった2ヶ月前とはまったく違ってしまっていた。

そこは激しい衝突の跡…
その上で繰り返されるさらなる衝突…
倒れた人が次々と運ばれる映像…

身近になったあの街…

みんなと歩いた街。。。
色々なことを教えてくれた街……

またみんなで歩ける日が一刻も早く来ますように。


[2006.4.22] 国際会議の論文を執筆しているのですが…これがなかなか大変で。ロジスティックス関連なんですけどね!

いま、各方面で流通などに関わる環境負荷を測定して、CO2排出量などを減らそう!っという試みは多方面でなされています。これからの時代、環境負荷に対してもコストが発生する時代ですから、モノの流通に関わる企業も各社が協力して環境負荷を減らさないといけません。

しかし、モノの輸配送や流通に関わる企業で実にたくさんあるんですね。通常は荷主がトラックを所有して、荷を運ぶのは稀です。通常は輸配送業者に委託するでしょう。モノの流れの間には、単にトラックに乗っている間だけではなく、仕分けや流通加工といった業務も必要で、実にたくさんの企業が介在していているのです。

1社のCO2排出量を減らしましょう、っていうのはこの企業の責任の範疇なのですが… 複数の企業が協力して一つのビジネスを完成させている場合、よっぽどうまくやらないとうまくいきません。自分だけが努力しても、協力企業が排出量を増やしてしまったら、なんか損をした気になりませんか??? そして、一般に物流の品質をあげて、顧客の満足度を高めようとするほど、環境負荷がかかるのが現実なのです…


[2006.4.15] プロ野球界にスーパースターが望まれて久しいですが、これまでの球界史上、最高の人気を誇った人物と言えば長嶋茂雄でしょうね… 今の球界もスーパースターを欲していますが、あれ程の逸材はなかなか出てこない。ともかく色々な点で突出していなければならない上に、人々を惹きつける魅力も備えていないと…

そんなミスタージャイアンツ。いま見返しても凄い記録を残しています。生涯打率は .305、本塁打444本、1522打点。これだけ見ると、王や野村の方がすごい???っと見えるかも知れませんが、例えば“開幕試合5年連続ホームラン”は日本記録。他にも、「4試合連続三塁打」っていうのも日本記録。すごいのが、「6試合連続2敬遠」… 1試合で2度も敬遠されること自体が滅多にないことなのに、これを6試合も続けてみせるとは…(あっ、本来は相手がするものですね 笑) 猛打賞186回というのはセリーグ記録だそうです。

そんなミスター。ランニングホームランも3本。日本シリーズは12回出場して、68試合でなんと打率 .343のハイアベレージ。ともかく大舞台に強く、打って走って守れて、爽やかな大スターであったことは間違いありません。

17年間の現役生活で、ベストナイン何回受賞しているか知っていましたか???

17年間で… なんと、17回ですよ!! 17年でリーグ優勝13回、日本一10回!! ともかく恐ろしい数字です。


[2006.4.14] 女子チームとしては初めて、大学の硬式野球リーグに加盟し、愛知大学野球リーグ5部にオープン参加している中京女子大が話題を呼んでいますね。でも、5部とはいえど現実は甘くなく、愛知淑徳大との初めての公式戦では、0―30、0―18で連敗。その上、慣れない硬式ボールに負傷者が続出して選手の人数がそろわないため、第二節の中京女子大―名古屋市立大が中止となりました。。。初日の試合では、死球を受けた選手が泣きながらベンチに戻る場面もあったとか。あれ、痛いんですよね… 私も硬球が顔面直撃して泣きそうになったこと、何度もありました…

読売新聞Online ↓

http://chubu.yomiuri.co.jp/news_top/060409_3.htm

野球が女性にも開放され、こういう話題が聞こえてくるのは嬉しいことです。でも、他のスポーツでは、男子と女子では別れて競技するのが普通ですよね。女子サッカー、女子テニス、女子ゴルフ、女子マラソン、女子フィギュア、… などなど。さて、野球は男女混合で行われるスポーツに新化していくのでしょうか???

ともあれ、硬式野球という危険と隣り合わせのスポーツに果敢にチャレンジする中京女子ナイン、頑張ってほしいですね。


[2006.4.12] リクナビNEXTのTOPに、 「33歳の年収格差」の話題が掲載されていますね。いま、大学では就職活動で忙しくしている新4年生が多いですが、10年先の自分…を考えておくのも必要かと思います。このページには、33歳の正社員の年収分布データも示されています。

正社員33歳の平均年収は486.3万円だそうです。各年収の割合は次のような感じ。

300万〜399万 15.0%
400万〜499万 22.7%
500万〜599万 30.9%
600万〜699万 12.3%

割合として多いのは、500万円台の年収のひとのようですが、一方で年収1,000万以上のひとは1.4%、逆に200万未満が4.1%らしいです。20代正社員の所得よりも、確実に格差が開いていると言えそうです。新入社員の頃は、住宅ローンや子供の教育費といった考えなくてすむ人が多いと思いますが、30代になった時の家計収支に対する心構えはしておいた方が良さそうですね。


[2006.4.10] 昨日のニュースですが… サラリーマンの福利厚生のためとして1961年から建設がスタートした勤労者福祉施設の売却処分が終了したそうですけれど。。

2001年までに4,406億円かけて建設された体育館や保養・宿泊施設など2070施設の売却額が、なんと127億円だとか!これだけ聞くと、現在の不動産評価額にするとそうなるのか、、、と思いそうなのですが、不動産鑑定評価の総額721億円なのだそうです。なぜにこんな安値で???

しかも、内訳を聞くと唖然としてしまう。なんと1,501施設が105,000円以下で売却され、このうち863施設は、1,050円、10,500円という超安値での売却だったらしい。体育館が 1,050円ですよ!千と50円!! 個人でも余裕で変えてしまう金額…確かに、老朽化に伴う改修、解体費がかなりかさむために、タダで貰っても困るだけ、という物件があるのは事実なのですが。。。

しかも、92施設が買い手がつかずに取り壊され、その解体費用が20億円だそうです…で、これは、雇用保険料から賄われるとか。今となっては止むを得ないのは分かりますが、風当たりが強まるのは必至かも知れません。


[2006.4.9] 以前から児童虐待の問題はありましたが… 今日もそんなニュースが報道されていますね。何でも、無職の父親が、全身を鉄の棒で殴ったり、両足を画びょうで何回も刺すなどして、手の指を骨折させるなどの負傷を負わせたとか… 確かに、社会の中でうまくいかなかったりして、自分自身の心の問題を抱えたりし、その結果として溜まったイライラを弱い子供にぶつけるということでしょうか。ただ、どんな理由があるにせよ、絶対に許せないことです。同じ家に住む自分自身の子供に対する虐待と聞くと、なおさら逃げられない環境にある子供の胸中を考え、心が痛みます。。。

この報道で明るみに出た少年は、9歳でありながら、自分自身で児童相談所に行ったとのこと。さぞかし怖かったのだと思います。これからも父親-息子の関係は続くわけで、大きな可能性を秘めた子供が、今後、痛みや恐怖に打ち震えながら過ごしていくことがないよう、、、切に願います。


[2006.4.8] MIXIの方で少し議論になったIT社会今後の10年…についてこちらでも書いてみたいと思います。ロングテールって言葉、知っていますか???

情報技術の発展で、情報革命と言われる程にその周辺技術は進化しました。その恩恵で、これまではとてつもないコストが必要であった、膨大な計算や通信、情報蓄積が、異常なほどの低コストで可能になりました。これによって、世界中のひとが繋がることが可能になり、顧客各々の個性に合わせたナノマーケティングが活発になります。これまでの物理世界では、多くのひとに受け入れられる商品やサービスを提供することに力が注がれてきましたが、情報社会下では、たくさん売れる商品でなくとも、それらを積み上げて大きな売上にすることも可能です。良い例としてアマゾンが知られていますね。売上の半分は、多くのひとが買わない本で構成され、これをロングテールと言うわけです。もし、書店のように物理的に本を店頭に置かなければならない売り方をすると、どうしても大衆にウケる書籍のみを選んでストックするしかありませんが、、、ネットで注文を受ける場合は話は別、というわけです。世界中で100冊程度しか売れない本であっても、それが1万書籍集まれば100万部… 1つのミリオンセラー本の売上に匹敵してしまうということです。

さて、今後はこのロングテールを対象としたビジネスが活発になってくると予想されています。そのことに異論はないのですが、一つ気に留めておかなければならないことは 「塵は積もらないと山とはならない」ということだと思います。では、塵が積もるのはどこなんでしょう??? これについては、また今度あらためて。


[2006.4.2] 最近、スポーツ中継を見て思うこと… 解説者はもっと解説に力を入れてもらえないだろうか???っということです。感想と解説は違う。解説とは、実際にその競技に精通していないひとにも、いま目の前で起こったプレーについて、その意図や理由などを分かり易く説明することかと思います。

例えば、プロ野球の解説。。。「今のは素晴らしいタマでしたね。あそこは打てません」、「今のは良く捕りました!」などと言うのは、感想であって解説じゃありません。そんなに打てないタマなら、全部それを投げればいいってことだし、“良く捕った”のは視聴者もわかる。。。むしろ、プロの選手にとって、いまのプレーの難易度がどの程度なのか、偶然なのか意図的なのか、戦略的にどうだったのか、、、そういったあたりを語ってもらえないものか…などと感じるのは私だけでしょうか。

例えば、調子の良い打者にバントをさせた時、、、何故???っという疑問に、指揮官の思惑を推理して解説するとか… ま、私は野球暦長いのでプロ野球はまだ良いのですが、素人であるサッカーなどを見ている時は、とくにためになる解説を希望してしまいます。一視聴者のワガママか…(笑)


[2006.4.1] トリノオリンピックのフィギュアで、フランスのテレビ解説者が荒川静香選手の演技に対して 「ご飯一杯分の値打ちがある」と実況中にコメントしたそうで(苦笑) これは侮辱の意味ではなく、賛辞のつもりだったと釈明する書簡を荒川選手に送ったそうです。 この解説者は長野オリンピックの男子銅メダリスト。

この後のコメントが笑えるのですが、「日本の心の象徴ともいえるコメが(演技の)褒美として価値あるものと考えた。イタリア人選手だったなら『おいしいパスタを心ゆくまで』と言っていたかもしれない」っと。

勿論、どういう流れの中で、どんなニュアンスで「ご飯一杯分」と言ったのかは分かりませんが(笑)、文化の異なる他国の人々が感じる感性を理解するのは容易ではありませんね。日本人も海外に行くと、喜ばれると思って発した言葉が怒りを買ってしまうことがあります。真意はどこにあったのかは知りませんが、ちゃんと釈明書でお詫びしてきたのだったら、今回の件はメダリストとは言え、一民間人の発言ですし、素直に受け取って水に流せば良いかなと思います。


[2006.3.28] フランス全土で、 政府の若者雇用促進政策である「初期雇用契約(CPE)」の撤廃を求める声が強まっています。27日に国鉄から始まったストライキはフランス全土に広がり、28日には、地下鉄、バス、郵便、医療、金融など300万人規模の大規模なストに入りました。首都パリでも、学生や労働組合員などの抗議デモが拍車。治安部隊4,000人が投入される騒ぎになっています。外務省の海外安全HPでも、反CPE抗議デモや衝突に巻き込まれないよう、注意が発せられていますね。

そもそも、このCPEの中身とは、「会社は新卒者を採用しても、最初の二年間は理由を明示せずに解雇できる」というもの。これにより、企業による新卒者の積極的な採用を促進しよう!というのが政府の狙いでしたが。現状でも、フランスの新卒者の雇用状況はかなり悪く、卒業二年後の若者の失業率は20%を越えるそうです。実はフランスは欧州の中でも保守的な国で、これまで社会保障や労働者保護を充実させる政策を堅持してきたため、正社員の雇用はほぼ不可能となり、若年層を雇用機会を減少させてきました。今回のCPE政策は、このような現状を改革するための柱だったわけですが、これだけ反CPE抗議行動が過熱すると、状況はかなり厳しいですね…


[2006.3.27] 3月27日号の日経ビジネス。特集は「CMを越える 心を刺すマーケティング」です。内容は、マーケティングというより、プロモーション、あるいは消費者コミュニケーションの方がしっくりくるのだけれど… 学生さんにとっては、きっとすごく分かり易く、面白い記事になっていると思いますよ。必読だと思います。

これまで、製品やサービスの広告は、4大マスと呼ばれる “テレビCM”、“新聞広告”、“ラジオ広告”、“雑誌広告”の4大広告がメインでした。しかし、現代日本人のライフスタイルは、ここ10年で一変しました。従来、家族揃って1台のテレビを見ていた時代は終わりをつげたのです。現在はテレビの視聴率が高くても、従来と同じ広告効果が得られない時代になりました。

1台のテレビは1人で見るようになり、同じ視聴率でも見ている総視聴者数は減っています。録画番組ではCMを飛ばして番組を見ることは普通、リアルタイムで見ていても、CMになった瞬間、携帯メール、ネット … 実際にテレビCMを見ているかどうかは定かではありません。企業は、インターネットを含めたあらゆるメディアを駆使した、新しい消費者コミュニケーションパラダイムを迫られています。この特集は、そういった現状を知るには、良い入門特集だと思います。


[2006.3.24] 昨日の続きなのですが… 「企業で働くって何だろう???」って聞かれた時、なんと答えますか???

色々な答えがあると思います。生活のため、お金のため、っていうのもありですね。

そんな中で、、、企業の中で輝いているひとには “仕事は自己実現の場” と答えるひとが多い。企業の仕事の中で輝いているわけだから、当たり前なのだけれど。

前にネパール研修旅行の帰りのバンコクで、「“モチベーション”と“インセンティブ”って何が違うと思う???」っと学生に質問して、しばし議論になりました。モチベーションは自身の心の内面から出てくる“それをやりたい”と思う気持ち、インセンティブは達成した時に得られる報酬や結果を指します。例えば、「試験で100点取ったら、ゲームを買ってあげるよ」とか、「利益を向上させたら、その10%を成功報酬で与えるよ」といったものがインセンティブです。

人間はインセンティブでもやる気を発揮するけれど、それは同じ報酬量では長期的には感覚が麻痺してきて、期待値がどんどんと上がっていく。逆に、その活動自体にモチベーションがあれば、報酬と関係なく打ち込める。心の中から、やりたくてやっていることだから。ホントは、仕事にそのようなモチベーションが感じられると良いですよね。報酬は後からついてくる… ただ、それが仕事の全てではありません。お金や生活も重要だから。

ところで、その議論の場では、「教育にインセンティブは必要か?」っという議論になったのだけれど。どう思いますか??? 子供に「100点取ったらゲームを買ってあげるよ」 という言葉、、、どうでしょう?


[2006.3.23] うちの学生達も只今、就職活動真っ盛りです☆ 去年から、団塊世代退職に伴う労働者数の減少とノウハウ継承を目的とした採用増となり、今年も売り手市場は続きます。が、、、企業側からの学生を見る規準は下がっていない。誰もがほしがる人材は、どこからも声がかかる… そんな時代になりました。

さて、学生から質問があったのですが、、、「一般の人々が知るような大企業であれば、ある程度、その会社のことがイメージできるし、ネット等で調べれば色々と調べられる。けれど、みなが注目していない企業で、すごい良い企業もあるはず。それを見つけるにはどうしたら良いんですか???」っと。

一概には難しいですね。何故なら、“良い会社”とは何なのか??? これが明確ではないからです。よく私が、少なくとも “従業員にとって良い企業”、“株主にとって良い企業”、“消費者・顧客にとって良い企業”、といった視点の違いによって違いが出てくると言っていますが。“従業員にとって良い企業”といっても、Aさんに取っては良いけれど、Bさんに取ってはそうでもない、ということはありえます。

一つだけ… 企業の存在価値を、「社会に便益を提供しつつ、着実に利益をあげる」ことだとすれば、実は学生があまり耳にしない企業の中に、すごく輝いている会社がたくさんあります。一例をあげると、みんなの使っているパソコン。最終製品を販売しているメーカの名前が全面に出ているけれど、実は確実に利益をあげているのは、その部品メーカだったりする。その会社でしか作れないコア技術を提供しているわけ。インテルやマイクロソフトのような… これは超有名な例ですが、他の分野でも実はこういうことあるんですよ。例えば、工作機械のファナックとかね。とかく、B2Cビジネスの企業に目が行きがちですが、B2Bビジネスで元気の良い企業もすごく面白いと思います。


[2006.3.20] 欽ちゃん球団が以前から取り入れている選手名にスポンサーの名前を付ける企画。面白いですね!これからさらに球団全体で促進する方向らしいです。“アミノバリュー藤本”、“エイベックス片岡”といった選手名にスポンサーの名前が入る新たな発想でしたが-,,, それなりに成果があるということでしょうか。テレビ広告が以前のような強力な広告効果を得られなくなる傾向にあり、新たなプロモーション手段を模索する企業に取っても面白い方法と言えます。

以前、ナイキがまだ無名だった頃のマイケル・ジョーダンと契約し、彼が偉大なプレーヤーとなることで、ナイキのバッシュというブランドが確立されていった話は有名ですが〜 この眼力はすごいとしか言いようがありません。。。無名時代からジョーダンをバックアップし、彼のプレーを最大限に引き立てるバッシュを共に開発していきました。このバッシュを履いて、ジョーダンは超一流の選手へと階段を駆け上がり、同時にナイキも強力なブランドを確立したわけです。他にもテニスのアンドレ・アガシ、ゴルフのタイガー・ウッズといった超一流の選手のスポンサーとして、選手とコラボレーションすることで、自社の製品の機能とブランドを高めていきました。

そのナイキ。自社の社員は、最大級のスポーツ愛好家であり、ナイキのファンであれ!という単純明快な社風を持った元気な企業。とても夢のある話ですね。


[2006.3.17] WBCでアメリカがメキシコに負け、日本の準決勝進出が決まりました。。。

なんといいますか… これで、日本が勝って決勝に進出したりしたら、韓国はモヤモヤ溜まるだろうな…などと考えつつ、、、

大会の仕組みを考えた方が良いでしょうね… 同じ国が3度も対戦する可能性のあるトーナメントは、やはり不可解さを残す可能性がありますから。今回は、大リーグ主導でルールが決められ、アメリカが組み易い組み合わせになったとも言われていますが、野球の一発勝負には “組み易い・組み難い” はあまり関係ないのかも知れません。。。逆に、これで2次リーグ敗退が決まったアメリカは、昨日の日本のように相当な落胆を味わっているでしょう。こうなると、逆に地元アメリカ有利な状況で敗退したチームに非難が向けられそうな予感もします。

しかし、選手はこのペナントレースの前に、自国のプライドを持って正々堂々と戦ったわけですから。野球の結果は、時の運もある。とくに投手戦や接戦での勝ち負けは、1つのプレーが大きく流れを決める。どんなに偉大な打者でも4割以上を打つのはほぼ不可能。4打席凡退することもある。

実力では、世界ナンバー1は疑いのないアメリカチームでもこれは同じで、野球に5連勝、6連勝を期待することは最初から無理があるのだと思います。それより、これまで開催されることのなかった野球の世界大会。その交流の場が実現し、今後のための課題も見えてきたことに、意義があったと思います。

ともあれ、これまで2度とも接戦の好試合。次も好試合を期待しましょう。


[2006.3.16] ちょっと前の記事なのですが、2月25日号「東洋経済」の“デンソー中国の超「見える化」”という記事。前にも書いたかと思うのですが、“見える化” という言葉。色ビニールテープによる導線管理は、色々と応用が効きそうです。“見える化”とは、工場内での作業や工場の状況を、作業員の目に見える形で具体化する仕組みを構築し、この目に見える情報を使って効率的に仕事を進められるようにする方法論を言います。工場でなくても、経理や営業、総務といった他の仕事においても、見える化の効果は抜群であると思います。「測れないモノは、管理できない」 この法則を極限まで追求したのが “見える化” であるとも言えるでしょう。

しかし、ここで思うことは、やはり日本の下請企業のレベルの高さ。トヨタやホンダ、日産といった自動車メーカーがその強さを発揮できているのも、部品やユニットを提供するサプライヤーが、超優良な製品を、安定して、かつ低コストで提供できる強さを備えているから。

日本という国が、工場レベルでも素晴らしい改善能力、提案能力を持った人々の集団によって管理されていることが、製造立国日本を支えてきました。少子化・人口減少時代に突入した日本。ニートといった社会問題も浮上してきていますが、、、これからも、こういった現場レベルの強さを伸ばしていくのか。次世代に託されたモノ作り遺伝子を、その後の未来にもリレーしていけるのか。日本の将来像を色々と考える今日この頃です。


[2006.3.15] 引き続き、WBCの話…

今回の大会では、開催方法やルール面でかなりの物議を呼んでいますね。一つに、米国の試合を、米国の審判がジャッジすること。そして、投手の投球数制限ルール

野球経験者として、、、球数制限ルールのもとで戦った結果が真の世界一と言えるのか??? と言えば、やはり疑問です。で、何故こんなルールが適用されたのか?

実は、保険会社が絡んでいるとのこと。大リーグ各球団は、選手に膨大な年俸を支払っています。もし、シーズン直前の3月のWBC大会中に選手が故障すると大きな損害となるわけです… そこで、保険をかけることにしました。しかし、米国の保険会社に、選手が故障した場合に保障を求める保険契約を打診したところ、「球数制限がないと、補償はできない」と通告されたというわけです。

結局、米国の保険会社の要求が、WBCのルールに反映されてしまったと…

う〜ん、、、こういう外的要因で、ルールが決められて良いのか??? そもそもシーズン直前の3月に、各国がガチンコ勝負をしよう、という時点で無理がある気がする…


[2006.3.14] WBC(ワールド・ベースボール・クラッシック)が盛り上がってきていますね。とは言っても、参加国数ではサッカーのワールドカップには遠く及ばないので、野球の盛んな日本ならではなのだろうけれど。

で、ネパールに行っている間にアジア1次リーグで、日本は韓国に負けたとのこと。

異論があるかも知れないけれど、、、思うに、野球は実力差が “勝ち負け” に出にくいスポーツだと思います。いや、高校野球レベルでは、弱小校は強豪校にはなかなか勝てず、強いチームが勝ちあがるので、一概にそう言い切るのは間違いなのですが。極限までフィジカルと技術を極めたハイレベルのチーム同士では、弱いと言われるチームでも、10試合やれば3試合くらいは勝つことがあります。

日本のプロ野球も大リーグも長丁場のペナントレースで優勝を決します。そして優勝チームの勝率が、6割強程度しかないことを考えれば、とても僅かな差を持って、強弱を判定していることになりますね。

これは、表が出る確率が6割のコインと4割のコインを振って、表の出た方を勝ちとするゲームと一緒です。たった1回の試合に、どちらが勝つ!っと断言できますか??? たぶん出来ないですね。130試合以上という長丁場の戦いを通じて、ようやく強い弱いの差がはっきりしてくる。

これは、サッカーとの大きな違いの一つかと思います。それが、WBCという形式での野球の魅力にもなりえますが。。。一発勝負のトーナメントで果たしてどのような結末になるのか、、、興味のあるところです。


[2006.3.13] ネパールから帰国しました。今回も、ネパールプロジェクトは、素晴らしい学生と現地の人々に恵まれ、成功のうちに帰国することができました。学生のうちの何人かは、もう少しバンコクに滞在して、しばしの春休みを満喫してから帰国するようです。

しかし、何度行ってみても、色々と考えさせられることが多い。確かに、4度目の渡航で最初に受けたインパクトは薄らいではいるものの、途上国が抱える様々な問題を目の当たりにして考えることは多かった。

ただ、4年目にして少し感じたことなのだけれど…

ネパールの経済的な状況というか、街並みと言うか、少し変化しているような気がする。ブレンダも同じようなことを言っていた。ただ、貧富の差は依然として大きい。コミュニティレベルでの活動や取り組みを続けている訳だけれど、最後のプロジェクト評価ミーティングで、ナショナルカレッジの学生が言っていた「政府などとの連携が必要だ」という意見は、ネパール市民が感じている現地実情を反映しているのかも知れない。コミュニティレベルで草分け的活動であっても、日本であれば何か社会に貢献できる仕事が出来そうだが、ネパールではどうもそうではない。市民がこんなに頑張っているのだから、政府にも、もう少し理解して支援をしてほしい、という切実な気持ちが見え隠れする…


[2006.3.2] 今日からネパールに行ってきます。色々と情勢不安なども報じられているので、今まで以上に慎重に… 何度も行っているからと過信は禁物… と、自身肝に銘じ。

ま、自分ひとりで行くなら、自己責任で良いのですが。帰国は13日です☆


[2006.3.1] 盛んに報じられている民主党の永田議員が厳しく追及した e-mail問題。非常に信頼のおける、ライブドアの内情にも精通した元記者(?)からの情報らしいですが…

このような曖昧なネタを元に、同調して厳しく追及してしまった前原代表は、かなり勇み足でしたね… よくよく冷静に考えてみれば、こういった事態を招く可能性があることは容易に予測できたはず。ならば、先に情報の信憑性をきちんと評価してから事に移すべきだった。今となっては遅いのですが。

老練と言う言葉がありますが、、、時として、若くて非常に才能があり、評価の高いひとは足元の落とし穴を見逃すことがあります。自信のある時こそ、慎重に。ひとは弱い分野で危機的な失敗を犯すことは少ないです。逆に、自信のあることにこそ、大きな失敗の落とし穴がある。自信あることに取り組む時こそ、細心の注意を払って、常に逆の立場から自身を検証して行動する慎重さが必要だということです。他人事ではなく、自戒です…

ともあれ、、、野党第一党がこれで萎縮して、与党相手に弱腰になってしまっては、民主主義に則った政治が立ち行かなくなります。これからが大事だと思います。


[2006.2.28] MIXIでふと議論になって思うこと。

成長や発展には、適切なスピードがあるんじゃないかと思う。ひとは、じっくり自分のペースで伸びていることを、実感しながら歩んでいくことが大事だと思うのです。

そのためには「なんて自分は飲み込みが遅いんだろう…」とか、「やってもやっても全然進まない…」って思いながら、焦ってしまうのは完全な逆効果。 ペースは必ず上がる。

例え小さいことでも、自分が伸びていることを実感しながら、その先を見据える… 自分が踏み出した1歩を実感する。進んでいることを噛みしめながら、その次を見る。

その積み重ねが大事です。
楽しく頑張れるひとが伸びる、っというのはこれに通じることだと思うのです…

よくいますね。「あの人は、なんてあんなに仕事が速いんだろう」っていうひと。こういう人ほど、スピードは気にしていない。目の前のことを一つこなすことに集中してる。そしてそれを楽しんだり、ひとつこなすことだけで快感を覚える。要するに、ずっと先にある目標を過度に意識し過ぎて 「まだ、これだけか…」 などと意気消沈したりしない。

1歩が楽しくて、喜びがあるから、すぐまた次の1歩を踏み出したくなる。どんどんと… その差がいつの間にが、とてつもない差になってゆく。

遠くの目標でなくて、目の前の1歩をどんどんと進みたくなる訳だから、1歩1歩を歩くのが早くなる。当然、遠くの目標もたちまち目の前に近づいてくる。

でも、こういう人にも危険があります。オーバースピードになり過ぎることです。過信が慢心を生む。時として、自身を振り返り、着実な成長を評価しながら進むことも重要です。


[2006.2.24] 号外が出ました!! 荒川選手の金メダルです☆ 素直におめでとうですね。

でも、個人的には村主さんの演技が最高に良かった!きっと、多くのひとの記憶に残る演技だったのではないでしょうか。オリンピックはメダルの数ではないとは分かっていても、やっぱりメダルに届くか否かは、本人にとっても大きなことなのでしょう… 最高の演技をし終えながら、得点が伸びなかった時の複雑な表情、その後のインタビューで見せていた悔しそうな涙が忘れられません。

一方で、荒川選手は時のひとになってしまいましたね!! まだフィギュアはシーズン真っ盛り。次の試合も予定されているのに、大忙しで調整不足にならないか心配です。


[2006.2.14] 冬季オリンピックが真っ盛りですね!この時期、寝不足の方も多いかも知れません(笑)

昨日はスピードスケートの男子500mがありました。かつてこの種目は、日本のエース清水宏保選手の独壇場のような競技でもありました。その王者も今回のオリンピックでは18位。その清水選手、「やるだけのことはやった」っと。悔いは残るかと聞かれ「いえ…、ないです」っと答えたそうです。

スピードスケートは、フィジカル面だけでなく、スケート靴の進化に合わせた滑り、コーナーリングの技術と多くの要素が噛み合って結果が出るスポーツ。その結果が、35秒前後というタイム中の “わずか0.5秒” の中に大きな差となって表れる競技です。前にも書いたかも知れませんが、究極を極めた人間の最後の最後の差って… 物理的な物差しで測れば、本当に僅かな差なんですよね。でもとてつもなく大きな差でもある。

「やるだけのことはやった」という王者の言葉… 結果的には以前よりも落ちてしまったけれど、ここまで自分を高めるために打ち込む姿は多くの人々に感動と勇気を与えたのではないでしょうか。


[2006.2.13] 今日は大学院の修論発表会でした。ばらつきはあるものの、、さすが2年間の研究を継続してきただけあって、卒論とは一味違いますね!みんな良く頑張って、もてる知性を凝縮した結果を堂々と発表しました。

我が研究室からも…

思い起こせば4年前。学生1人、補助員1人、先生1人で始めたこの研究室も大所帯になりました。その1期生がいよいよ卒業です。今日は、特別な想いを抱きながら、その発表を聞きました。

内心はハラハラでしたけどね(苦笑) しかし しか-し,,, びっくりするくらい結果オーライ!! いや…本番強いなぁ。そんなことを思いながら、夜は今年一年苦労を共にした学生さん達との打ち上げでした。

その中で、卒業生とツヨシ君からビックリのプレゼント。。。込められた想いに心暖かくしながら家路につきました。

まったく。本当に先生泣かせの子供たちですね(涙!)


[2006.2.12] 研究室のみんなから手紙をもらいました。1ヶ月遅れの手紙でした。ご丁寧に,,,部屋のあちこちに隠してくれたので、数日がかりで ようやく発見しました…

けっこう泣けますよ。

詳しくはMIXIにて(笑)


[2006.2.10] しばらく更新していませんでした…(苦笑) 卒論・修論月間にて、いや〜,,,正直、書く暇を見つけられず。。。って言いながら、やっぱり ブログやSNSはお手軽ってことで雑多なことはそちらで書いてしまうんですね。

とりあえず、今年の卒論の全てが終わりました!! 13日の修論発表会が終われば、今年の研究室活動は一通り終了になります。しばらくの間は、ひとが少ない寂しい時期が続きますね。。。

寂しさが募るほど、それほどにみんなワイワイと良くやってくれたと思います。。。おめでとう☆


[2006.1.23] 最後になりました。今年の卒論の中で努力賞と言ったら、間違いなくこれを選びたいと思います。アイコちゃんのテーマは、

“高齢者向けPC教室の設計と評価”

でした。この卒論は長い期間をかけて準備をしてきました。地域ボランティアの方々と議論を重ね、何度も地域ケア施設に行って議論をし… 地域ケア施設のひと達にも、本当にお世話になり、たくさんの人々の支えで「高齢者向けパソコン教室」が実現しました。最初は1人でこのテーマを始め、目上のひとと議論したり、方向性を模索したりするのはとても大変だったと思います。

でも、その成果は10月に実を結び、多くの参加者の人々から大きな感謝をもらって終了することができました。大成功でしたね。全7回の教室運営は、横から見ていても大変さが伝わってきました。テキストを完成させる際も、「たいへんだぁ」を連呼していました。夏頃には「こんなに大変だとは思いませんでしたよ…(涙)」っと半分切れ気味に言っていましたね。恨まれたかと思いました(苦笑)。終わってしまえば、それもまた良い想い出… にしといてください(笑)

ちなみに、論文の内容は、“プロジェクトマネジメント”の視点からみた高齢者パソコン教室の設計という点にウェイトがおかれています。非営利活動においても、様々なプロジェクトが行われますが、「プロジェクトをマネジメントする」という視点は大変重要だと思います。


[2006.1.22] 目立つのが好きではないオオバさんのテーマは、

“大学生のボランティア参加と継続を支援するボランティアマネジメントの提案”

です。彼は、本学部で初の試みとなる、地域の高齢者向けパソコン教室の運営に、中心メンバーとして携わりました。自分たちよりずっと年上の地域ボランティアの方々、そして学生ボランティア、色々な人々の参加するプロジェクトをまとめ上げるのに苦労した事と思います。

そもそもボランティアというのは、無償でひとのために奉仕する活動… 自己犠牲が大きくなっては長続きしません。一般的には、定年を迎え、余生をひとのために…っと考える高齢者のボランティアの方々がたくさんいます。その一方で、大学生という若い力を必要とする場もたくさんあります。

でも、大学生は、これから輝く未来に向けて “自分たち自身も伸びていかなきゃならない” 存在です。ボランティア活動が、大学生にとってもベネフィットのあるものであること、そして参加する価値がとても高い、学びの場になってゆくことを祈っています。そのために何をしなければならないか、、、ボランティアマネジメント… この研究が示唆することは多いですね。


[2006.1.21] Going my way スガさんのテーマは、

“NEET率に影響を与える地域特性の評価と構造モデルの構築に関する研究”

です。最後の12月は、ほとんど研究室の住人状態で頑張りましたね(笑) 前期からずっと中間発表のタイトルが 「NEET(仮)」 で、ひたすら NEET をどうするか?と変な写真加工を論じていたので、どうなることかと思いましたが・・・最後は、ホント良く頑張りました。彼の研究室6泊7日という泊まり込み記録は、公認記録として輝いています!

都道府県別の500以上にもなる統計データをあちこちから集めるだけ集めてきて、NEET率と相関の高い変数を抽出するところから始まりました。NEETは本来は、個人個人の問題ですから、本人と身の周りの社会の環境によってNEETに至る原因は千差万別なのですが。こういうミクロ的な視点での研究も面白いですね。

逆に、このテーマのように地域特性でくくって、NEETになる割合(NEET率)に影響を与える地域特性があるのであれば、いくつかの政策上の打ち手を考えることもできます。この研究の結論としては、小子化がNEETに影響を与えているというもの。確かに、兄弟がたくさん、近所の子供達も沢山という、小さな頃から(子供達からなる)社会に属する経験を持って育った人たちが、スムーズに現実の社会にも溶け込めることはうなずけますね。


[2006.1.20] うちの研究室で、情報数理系の分析手法をただ一人てがける、わたな君のテーマは

“情報検索技術を用いたアンケートデータの分析手法に関する研究”

でした。一見、統計?っと思いそうなタイトルですね(笑) 統計というより、Google とか Yahoo などを思い起こすとイメージし易い “情報検索” の方法論を使って、“自由記述式のアンケートデータ”を分析してみよう、というもの。もっと具体的に言うと、インターネットには、膨大なテキスト情報が存在しますね。

例えば、長い文章や記事を掲載したページについて、自動的にそのページに書いてあることを要約して、短い文でユーザに提示してくれたら楽ですね。そういう自動で文章を要約する技術を “自動要約”と言います。

彼の研究では、たくさんの回答者が回答した自由意見から、自動的に「代表的な意見の内容」と「それに似た意見を述べた人の数」を抽出して提示するを提案しました。これまでにない新たな分析方法を提案するというのは、研究の王道ですね!その結果を某大学の大量のアンケートデータ分析に適用して、評価しました。卒業研究として、きっちりまとまっており、キラリと光る成果だと思います。


[2006.1.19] こじは、当初から食品工学に興味があるとのことで、

“ビールと料理の食嗜好形成プロセスに関する研究”

というテーマで取り組みました。実は、ビールと食品の相性について詳細に調査した先行研究があり、これをベースにして論文を発展させました。最初に彼女が言っていた着想は面白くて、「ビールは本来、“苦味”という人間が嫌いな味であるにも関わらず、すごく好んで飲む人が多い」という点から、“なんで、ビールが好きになるんだろう???”っという疑問に取り組んだものです。

実は、人間は当初“嫌い”なものが習慣付けされると、病み付きになって手放せなくなる傾向はあります。例えば、コーヒー。それからタバコ。酸っぱい梅干、などもそうかも知れません。これらの嗜好品が、習慣として染み付いていくまでには、どんな理由が存在するのでしょうね(笑) 考えていても、面白いテーマだと思います。

ところで、この卒論では様々なアンケート調査に基づく分析がされているのですが、“ビールを好きなひと”の“好きな理由”は「苦味」、逆に“ビールを嫌いなひと”の“嫌いな理由”もやっぱり「苦味」、という結果。面白かったです。嗜好品は、好き嫌いが人によって180度反転するものが多いのは事実。

こういう人間の嗜好に関する洞察は、マーケティングでは大変役立つものと考えます。


[2006.1.18] 1年生の時に1年C組のフレッシュマンキャンプで、野球の話題で盛り上がったのがツトムでした… 以来、野球やろう!と言うこと4年… キャッチボールすらしたことがない(笑)!そんな彼のテーマは、

“継続購買につながる顧客ロイヤリティの構築プロセスに関する研究”

です。当初は、“感動を与える商品やサービス” というテーマで進めたいといって勉強していましたが、顧客ロイヤリティはどうやって高められるのだろう?という部分に段々とフォーカスしていきました。好きなブランド、ってありますね!ずっと継続的に購入しているブランドとか。私も何故か車はホンダだったりします。

何故だろう??? って自分自身で考えてみると、意外にきちんと明確な理由を述べるのって難しくないですか? この研究では、こんな一言では言い表すのが難しい顧客ロイヤリティについて論じています。具体的には、被験者に十分な時間を取ってインタビューをお願いし、様々な考え方やエピソードを自由に語ってもらい、一人一人の調査結果表を作成。そこに記された長文の文章データを集約し、継続購買に関係するキーワードはなにか?を抽出しました。ここで活躍したのが形態素解析です。

そんな研究の成果として大変興味深いのは、「評価がバツグンに高い商品に関する感想では、商品機能がそのまま理由として挙げられるわけではない」ということ。つまり、画質が良いから、音質が良いから、といったような機能は、店舗で購入意思決定には重要視されるかも知れないけれど、実際に満足度が高まるのは、「その商品がユーザの経験やエピソードに埋め込まれたときに起こる」 という重要な事実です。「画質がバツグンに良いから」ではなく、「○○の映画DVDの主人公がとても綺麗に映って、映画に感動して涙した」なのです。この研究、面白いと思いますよ! もう1年やりますか?(笑)


[2006.1.17] MIXIの名前で お殿様 と言えば、

“ウェブログ技術を援用したモバイルラーニングコンテンツの作成とその評価”

です。ズバリ! ブログモバイルラーニングに活用しちゃいましょう!というテーマです。ブログは、みなさんご存知のように最近ではもの凄い勢いで広がりを見せ、これまでHP作成などをした経験のないひとでもかなり高度なHPを作りこんでいます。これはひとえに、色々とあるネットワークの通信プロトコルのうち、http のみを使って、Web作成も、Web閲覧もやってしまおうという点が普及のポイントでもあります。要するに、ユーザから見ると、全てをIEなどのブラウザだけで済ませたい、というわけ。

ところで、このようにカンタンにHPが作成できるブログは、そのまま携帯でも閲覧できるものが多く、しかも選択式の質問に答えたりする機能がかなり簡単に利用できます。彼の卒論では、その簡便性に目をつけました。通常、高等教育機関の教員など、専門的知識はあれど、コンテンツ制作のスキルがあまりない製作者にとっては、お手軽にコンテンツ制作できるツールはとても重要です。そのようなツールとして、ブログはかなり可能性があると言って良いかも知れません。

ここでは、SPIの勉強をするコンテンツを考えています。被験者に、毎日メールでコンテンツ配信のお知らせを行い、好きな時間に接続して、答えてもらいながら勉強を進める。結果、、、このSPI学習コンテンツを閲覧した場所では、通常の勉強空間である自宅などはほとんどなく、駅などの外出中に閲覧している人が多いことが分かっています。

つまり、携帯を使ったモバイルラーニングでは、通常のまとまった時間をつかう勉強タイムに置き換わるというよりも、電車待ちのような外出中に空いた時間(ムダ時間?)をうまく活用する術としての役割が期待できるということですね!


[2006.1.16] 昨日紹介したヤスオと一緒に、企業戦略の三次元化モデル構築という構想で始めた研究。2年はとても早いですね… Biz学会の中小企業研究会などで、企業の人たちに意見ももらいながら進めましたが、最後の半年は個人的な考察でスパートして仕上げました。これは、クボさんの

“経営分析と戦略立案のための構造化ツリーモデルの構築”

のことです。多くの中小企業では、ビジネス環境の変化やグローバリゼーション、IT化などの影響を受けて、大きな成功を収める企業とジリ貧になりつつある企業が二極化していく傾向が見られます。そんな中、「自社では一体どのようなポイントに絞って、戦略や戦術を考えていけば良いのか?」が分からず、日々の超多忙なオペレーションに追われてしまう企業も多いのではないかと思います。

例えば病院の診断と治療においても、きちんと患者の身体検査によって病状をきちんと把握し、そのあとで処方箋を考えます。彼の研究は、このような考え方を企業戦略立案プロセスに当てはめて考えてみたもの。まずは、企業の利益を構成する様々な要素のうち、なにが問題なのか、あるいはどこに重点を置けばよいのかを評価するための利益構造ツリーモデルを作成しました。これは、ひたすら頭で汗をかきながら、利益を分解していき、利益構造を木構造で表現したものです。これを書き上げるのにもの凄く頭を使ったと思いますが、こういう構造表現はきっと将来的にも役立つはずです。

構造化ツリーを使って、問題となる箇所は決まったら、つぎは “さて、どうやってこの部分を改善しようか?”というお話です。医療で言えば、検査が終わり、悪い箇所は明らかになったところで、 “どんな処方箋をほどこすか?”を決めるステージですね。ここで、この研究では コンセプトワード を持ち出します。この点、タイムリーだし、このまでの成果自体、興味深いと思います。この研究はこのまま伸びれば、さらに面白いところまでいくかも知れませんね。卒業が残念です(笑)


[2006.1.15] 以前から小売業に興味のあった、ヤスオのテーマは

“中小企業における戦略事例のアナロジー評価手法の提案”

でした。本人も概要で書いている通り、人間はある種の問題にあたった時、過去の経験を大切にします。過去に経験した類似の状況を考え、その状況と目の前の状況のアナロジーを考え、過去の事例から何らかのヒントを得て現状に役立てます。

企業の戦略でも同じで、過去に成功した事例というのは大きなヒントを与えてくれるはずです。しかしその時に考えなければならないことは、その事例が、自社の戦略に役立つのか???っていうこと。事例のパターンは無数にありますし、状況が違えば最適な行動は変化します。逆に言えば、自社の現状と過去事例のアナロジー(類似度)が測れれば、どの事例が活用できそうか、というのが分かるというわけ。

そこで〜 本研究で扱っているのは、“戦略事例のアナロジー”の測り方。多くの事例を分析することは大変な作業だったと思いますが、彼の取ったアプローチはトップダウンではなく、事例を積み上げていくボトムアップ。ただし、戦略論で重要な位置付けを持つSWOT分析の視点は盛り込み、各事例のエッセンスを細かい要素に分解し、いったんバラバラにしてから、全事例を分解したパーツの山から全体をくみ上げていく、という作業をしました。

結果〜 この論文、最終的には結構イケてると思いますよ!ここで提案している方法は広く役立つ可能性が高いし、途中で作成した0−1表だけでも価値が高いと思います。頭もだいぶ使って、柔らかい発想のきっかけになったのではないでしょうか。あとは事例数ですね!


[2006.1.14] 3年生の事例研では、商品開発のためのコンジョイント分析をやっていた、コンチですが、卒論では

“消費者コミュニケーションとしてのチラシ広告設計に関する研究”

を手がけました。彼は自分にとって意外性の男でした!(笑) で、この論文の研究内容… 素で面白いと思います。というか、後藤好み!って言った方が良いかも知れません。

この研究では、“効果が高いチラシ広告の設計法”を手がけています。この種の研究は、デザイン的視点からも研究できるし、様々なアプローチがあるのですが… 彼の論文では、“他のコミュニケーションツールとの相乗効果”を検証しようと考えている点がポイントです。最近のように、ブログやSNS等によって評判が一気に全国を駆け巡る時代となると、“口コミ”を無視できなくなります。彼は、「全く事前情報がない状況でチラシを見せられた場合」 と 「口コミ情報で、企業情報くらいは耳にしている場合」という2つの異なる状況を組み込み、実験計画法で直交配列された実験を計画し、実験を実施して評価しています。

この研究で述べている、“同じ広告でも、口コミなどの別情報があると相乗効果によって、チラシの文面内容に目が行くようになる” という結論は面白いと思います。

要するに、知名度の低い企業が、チラシ広告だけを打っても効果は薄い・・・ということですね。逆に、他の方法を合わせ技に出来れば、効果バツグンの可能性もあるということです。


[2006.1.13] 競争市場の原理が働き始めた大学市場… 18歳人口減に直面する大学は、生き残りをかけて戦略的施策の必要性に迫られています。そんな大学の一面にアプローチしたのが、はまちゃんの

“大学市場におけるマーケティング戦略に関する研究”

です。彼は、本学在学生750人のアンケートデータから、“どのように本学部の入学を決定したか”、“どこで本学部のことを知ったか”という学生の意思決定と情報入手先に関する分析から入りました。そのあと、各大学の財務、研究力、教育力、規模などのデータから、各主要私立大学のポジションを二次元平面にマップとして描くことに注力してきました。どう考えてみても分からないことを“分かるまで考える”という練習にも、良いテーマでしたね(笑)

興味深い結果として、大学進学については、本人自身の考えに強く依存するタイプと、高校の先生や親族・友人など第三者に強く影響を受けるタイプが半々存在するという点がありますね。よくランドセルは、「小学生に使いたいと思わせてもダメだ(売れない)!高齢者に“うちの孫にこれを買ってやりたい”と思わせるようなマーケティングを考えろ!」と言いますが、大学でもその原則は生きてきそうです。大学入学では、親などから多少なりとも資金援助を受ける学生が多いのも現実です。お金を出す側の意見が、多少なりとも影響を及ぼすのは当然です。受験生はそれ以外に、高校や塾、予備校の進路指導に多大な影響を受ける。ともすれば、受験生本人よりも、地域の高校や塾、予備校にきちんと評価される大学でないダメだということです。

一般論で言えば、“製品を使うユーザ” と “購入意思決定する購入者” の違いに注目せよ!ですね。こういうことを知ったらすぐ、アナロジーを考えて見て下さい。そういう製品は他に何があるの???って。ランドセルや教科書以外にも、お中元やお歳暮もそうだし、食材も料理をするお母さんの身になって考えないと売れないかも知れません。お中元用の商品が安ければ安いほど売れるわけではないことは、すぐ分かるでしょう。教科書は使うのが学生だけれども、選ぶのは先生ですからね。


[2006.1.12] 卒論シーズンとなって、今年も一人一人個性的なテーマに取り組みました。ちょっとこれまでの趣向を替えて、今年のシリーズ「卒論テーマの内容にまつわる雑感もろもろ」をつぶやきとしてまとめてみたいと思います(笑) まずは我らがゼミ長タナの取り組んだテーマ

“企業シミュレータを実装したeラーニングコンテンツの設計と評価に関する研究”

から。実はタナとは4年になる付き合いです。1年生の時から色々と動いてくれる学生で、ゼミ長としても皆を盛り上げてくれました。彼のテーマは3年次から“eラーニング”。“経営”を対象として、ITを活用したWebベースの教材開発を手がけてきました。そんな中でこの研究で着目しているのは、インタラクティブ性のある“企業シミュレータ”がどの程度、学習者の理解度促進に良い影響を与えるのか?ということ。工場の製品生産に関わる様々な戦略を変えた時に、それがどのように利益に貢献するかを学習者自らがシミュレーションして確かめられる教材を作りました(コンテンツそのものには、姉御の貢献が大でしたが 笑)。この研究はコンテンツそのものを製作するのがとても大変な作業だったと思います!Flashと格闘してましたね。

今後、こういう色々と数値をいじりながら理解を深めるような、演習型Web教材は増えていくでしょうね。このような教育コンテンツが対面学習に取って代わることはないでしょうが、確実に様々な用途で利用が進むでしょう。彼の、シミュレータを備えた方が学習効果が高い、という結果はたいへん興味深いものだと思います。壁はその評価を完全なものにすることですね!がんばってください☆


[2006.1.11] 卒論概要提出が5日後に迫り、研究室が本当に卒論ムード一色になってきました。さすがにここまで頭を悩ませて、あまり進捗が思わしくなかったひとも、いま出せる成果をまとめあげて論文の形にしなければなりません。こういった論文というものをこれまで書いた事のない学生にとっては、勿論重労働であるのは当然です。でも、これはみんなが通っていく道です。

見ていると、「大変だけど、面白い」っと前向きに取り組むひと、最後まで「やらなきゃいけないから、しょうがなくやる」 という気持ちが抜けないひと、色々いますね。ここまで来たら、もうつべこべ言いません。好きでも、嫌いでも書かなきゃいけないんだから!

でも、それでも、、、「好きこそものの上手なれ」

本当にその通りですね。どんなことも、“面白い”と思え、好きになってしまえば、あとは面白いように事が進みます。

Nothing is impossible to a willing mind !!

やらなきゃいけないこと、、、どんな相手が来ても、それを好きになれる懐の広さを身に付けられれば、この先、社会でどんな新しい試練が目の前に立ちはだかろうとも、、、きっと乗り越えられるはず☆ “好きこそものの上手なれ” 、、、本当にうまいことを言ったものです。。


[2006.1.10] 引き続き、 『戦略的発想を磨く本』の話なのですが… 個人的に気に入った章について。

「第7章 戦略的発想に基づく時間意識とは」ですね。思わず、「そうそう!そうなんだよー!」っと思ってしまった(苦笑)

“時間を買う”、“時間を価値のあることのために集中的に活用する”、“重要度の高いものから処理する”、“自分の不得意なことに時間を使うのは時間の浪費である”、などなど。個人的にも良く使うのですが、“時間を買う”という言葉、好きですね。好きというより、自分がいつも実践していることの一つと言えます。

ひとに言わせれば、浪費と言われることが多いのですけれど(苦笑)

凄く負けず嫌いな人は戦略的な発想をすべき人々と言えそうですが、その中で 『全てを自分自身の中で片付けようとするひと』は無駄がたくさん発生してしまう可能性があります。“戦略的時間活用”の原理からみれば、とても戦略的とは言えません。どんな事でも自身だけで出来てしまう一握りの天才は、そもそも戦略など不要ですから、そんなこと考えなくて良いのですが。

一般的な我々は、「自分がいま、時間を使うべきこと」 と 「他人に頼むこと」、「他人に教えてもらうこと」をきちんと切り分けることが必要です!! 他人に頼むべきことは自分はやらない。自分は、最も付加価値を生むことに時間を使う。選択と集中という戦略の基本原則に則った時間活用法です。


[2006.1.9] BOOK OFFで買ってきた 『戦略的発想を磨く本』(千尾 将 著,実務教育出版)を読んでみました。個人的に目新しい事は多くないのですが、分かり易く解説されていて、学生が読むのには良い本だと思います。戦略とは、企業活動におけるそれだけでなく、あらゆる場面でその効能を発揮しますから、その一つ一つのノウハウを吸収しておけば、きっと役立つことがあるでしょう。

ただ、この本もそうですが、“ビジネスと人生を成功に導く88の視点”というように、88の項目がそれぞれ簡潔に数ページずつ解説されていますので、常に全体像を把握しておきながら、個々の項目を理解しないと全体として分かった気になりません。こういう本を読む時は、常に目次を意識して頭に入れながら読み進めると良いでしょう。いま、全体のうち、どこを説明されているのか分からなくなったら、すぐ目次に戻って確認することです。

人間の理解は得てして、全体から細部へと向かいます。一つ一つ細かい事が理解できても、全体像が分からないと分かった気にはなれません。また、一つのことも、その範囲でのみ理解するのではなくて、全く違う他の分野や事例との共通点を見い出した瞬間に、視野が格段に広がります。そういった “理解” のプロセスをきちんと理解して、モノゴトを勉強すると、少しずつ理解までのスピードが短縮されていくと思います。


[2006.1.8] 今日は、留学生懇談会という催しに行ってきます。東京大江戸博物館、被服廠跡、大相撲の初場所の見学コースです。この会の資料を作成して、、、被服廠跡における関東大震災時の悪夢に関して、色々と調べました。

苦しいことはあれ、辛いこともあれ、、、溜まらず悔し涙を流すこともあれ、、、

私たちが健康で生きていられるのは幸福です。関東大震災に遭遇し、被服廠跡で命からがら生き残った人々の手記を読んでいると… 本当に何ら不自由なく暮らせていることのありがたみを感じるのと同時に、過去の天災等で亡くなった人々の直前の苦しさを想い、心が痛みます…

大火災で巻き起こった暴熱風で、熱く熱せられたトタン板が舞い飛び、それが人々の首を切り取っていく様。重い馬車もが、突風で飛ばされ、人々の上に落ちてくる惨状… 煮立った川の僅かな水に群がって亡くなっていく人々… 時にこういった歴史上の事実にもきちんと目を向け、自身のことを振り返ってみるのも重要なことです。今日はその被服廠跡に手を合わせてきたいと思います。


[2006.1.7] プロ野球について朝まで激論する深夜番組を見ました(途中までですが…)。その中で、考え方を新たにすることがあったので、つぶやきに書き留めておきます。

巨人の上原、阪神の井川、ロッテの清水… FA取得前に大リーグへの移籍を希望する選手がいますね。所属球団のファンからの視線も冷ややかなものです。なぜ、我々の愛する球団を見捨てて大リーグへ行くのか!?っと。。。そもそも、プロ野球にはFAというシステムがあり、これを取得すれば堂々と好きな球団と契約を結ぶことができます。そのFA取得前に、ポスティング・システムで大リーグに移籍したいと主張する選手に対し、球団やファンは“それは我がままだ!”と思いがちです。正直、自分もそうでした…

しかし、冷静に考えてみると、前例として(数は少なくても)、ポスティング・システムによって大リーグに移籍した選手がいるわけです。上原投手の「もしどうしてもダメと言うなら、ポスティング・システムというもの自体をなくしてほしい。あのシステムがあるから、希望しているだけなんだ…」という言葉。考えさせられました。野球選手であれば、大リーグで力を試したいと考えるのは当たり前ですよね。そのような中で、その可能性をチラチラ感じさせる曖昧なシステムが存在することが、選手をも混乱に陥れているのかも知れない…そんなことを感じながらみていました。


[2006.1.2] 年が明けて2006年。こういうキリの良い時にこれからの自分を考えてみましょう。うちの研究室では “戦略” という言葉に興味を持って研究をしている学生も多いのですが…

あなたの行動は戦略的な意思決定がされていますか???

これまでその場その場で行動してしまっていた人も、自分自身の人生を戦略的に見直す良い機会です☆ 人間は、程度の差はあれど、限りのあるもの。時間もそう、資金もそう。どこかで選択と集中が必要です。何かを成し遂げなければいけないとき。他の時間を犠牲にしなければいけません。

のんびりと人生を楽しむのも良いでしょう。人とのネットワークに価値を見い出すのも良い。仕事や研究に自分の存在意義を見い出すのも良いでしょうね。要はそれは自分自身で望んでいる本当の姿か???っということです。自分の夢に照らし合わせて、自身の今の行動を見直してみたいものです。


[2006.1.1] A Happy New Year!!! 2006!!!

May this year bring peace and happniess for all of us !!!


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